2年生:春学期編
(入学前~2年春学期までを振り返って)

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 高校生、受験生、保護者の皆様、こんにちは。この度は、横浜国立大学 経営学部、並びにDSEPにご関心をお持ち頂き、ありがとうございます。私は経営学部DSEP運営委員長の鶴見裕之と申します。
 このページは、経営学部DSEPの中核的な取り組みである「データサイエンス・ゼミナール」の様子をお伝えするインタビュー第4弾のページです。第1期生も2年生に進級し、今年度からは新たに2期生を迎え、1・2年生合同でのゼミ活動もスタートしました。今回は、2年生になったDSEP生が、新たなステージでどの様な活動に取り組んでいるのか、その様子をお届けいたします。
 
 なお、第1弾(1年生 春学期)、第2弾(1年生 秋学期 グループ研究)、第3弾(1年生 秋学期 個人研究)をご覧頂いていない方は、ぜひそちらも先にご覧頂けると、彼らの成長の軌跡がより深くご理解頂けるかと思います。

 今回、インタビューにご協力頂いたのは、昨年度に引き続き、経営学部DSEP2年生の廣田太一さん、稲岡玲さんのおふたりです。インタビュアーは私、鶴見が務めました。


---2022年6月13日、横浜国立大学 経営学部 国際交流ラウンジにて。



2年生になってからのDSEPと魅力

鶴見  入学してから1年が経ち、2年生になりました。現在のDSEPでの活動について教えてください。

廣田さん  DSEP生は1年次から2年次の春学期まで「データサイエンス・ゼミナール」に参加します。今年度の春学期からは1・2年生合同ゼミが始まりました。指導は引き続きお二人の先生方にしていただいています。
 2022年度の春学期は、1・2年生合同のグループで、Nishika株式会社主催の「中古マンション価格予測」データサイエンス・コンペティションに参加しています。並行して、データサイエンスや経営学の専門科目も履修しています。

※注:2021年度のデータサイエンス・ゼミナールの活動詳細は、本インタビューシリーズの第2弾、第3弾をご参照ください。


鶴見  1年生を迎え、合同ゼミも始まり、また新たなステージに入りましたね。1年間DSEPで学び、そして2年生になった今、改めて感じる経営学部DSEPの魅力はどのような点でしょうか?

稲岡さん  やはり「大きく成長できる環境があること」だと改めて感じます。
 昨年度のNRIデータコンペでは悔しい思いもしましたが、結果と向き合うことで、自分に足りないものや次への目標が見えました。この春学期、1年生とのグループ研究で昨年度の反省を活かせていると感じる時に、自身の成長を実感します。この「挑戦→反省→実践→成長実感」のサイクルを回せる環境がDSEPの大きな魅力です。

廣田さん  データサイエンスの知識・技術以上に「チーム・マネジメント」に関する経験が大きかったと感じています。グループで課題に取り組む中で学んだ役割遂行やメンバーとの関わり方は、一人では得られないものです。現在、1年生とのグループ研究で、昨年度の経験がリーダーシップや後輩指導という形で活かされているのを実感しており、これもDSEPならではの魅力だと思います。

稲岡さん  「教員2名体制のゼミ」も、時間が経つほどその価値を強く感じます。本来なら大学院レベルの指導体制を学部1、2年から受けられるのは本当に恵まれています。専門分野の異なるお二人から多角的なフィードバックを頂けることが、視野を広げる上で非常に役立っています。毎回の鋭い質疑応答を通じて、本質を理解しようと努力する姿勢が身に付き、質の高い実践能力に繋がっていくと感じています。

鶴見  複数教員からの多角的なフィードバックは確かに貴重ですね。他にはいかがですか?

廣田さん  「分かりやすく伝える力」が鍛えられていると感じます。特に1年生との合同ゼミが始まってからです。意欲はあっても知識や技術はこれからの1年生に、どう説明すれば伝わるか、日々試行錯誤する中で、伝える力が向上している実感があります。

鶴見  データサイエンスの実務では、専門知識のない関係者に説明する場面が必ずあります。その時に、今培っている力は間違いなく活きてきますね。

稲岡さん  「コミュニケーション量の多さ」も魅力であり、成長に繋がっている点だと思います。DSEPではコミュニケーションを取る機会が非常に多く、質を高めるために必要な量をこなせます。私自身、以前は受け身でしたが、積極的に関われるようになりました。今年度は1年生も加わり、多様な立場の人とのやり取りを通じて、1年生の時とはまた違うコミュニケーション能力が身についていると感じます。

鶴見  プロジェクト成功の基盤となるコミュニケーション能力を、実践の中で鍛えられているのは素晴らしいですね。

現役の経営学部DSEP生から高校生、受験生へのメッセージ

鶴見  それでは最後に、DSEPを目指す高校生、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。

廣田さん  DSEPでは、1年次から教科書だけでは学べない「データサイエンスの実際」を体感できます。実践を通じてデータに触れる面白さを感じられれば、その後の専門知識の習得も意欲的に取り組めると思います。
 データサイエンスには地道なプロセスも多いですが、実はそのプロセス自体が非常に「面白い!」ということを伝えたいです。試行錯誤しながら少しずつ成果が見えてくる過程の楽しさは、取り組んだ人にしか分かりません。この奥深い面白さを体験してみたい、楽しめるかもしれない、と感じる方は、ぜひDSEPに挑戦してほしいです。

稲岡さん  1年生の時は忙しかったですが、それ以上に「楽しかった」です。そして、2年生になった今も、DSEPでの活動はとても楽しいです。
 地道な作業も多いですが、より良い成果を出すための積み重ねであり、その一つ一つのプロセスに没頭し、夢中になれる瞬間があります。時間を忘れて取り組んでしまうような、データサイエンスへの熱中体験。そういった経験をしたい人にとって、DSEPは最高の場所だと思います。ぜひ、この楽しさを味わいに来てください。


鶴見  本日は、ありがとうございました。

廣田さん、稲岡さん  こちらこそ、ありがとうございました。


---インタビューを終えて。


 1期生が2年生に進級し、新たに後輩を迎えて始まったDSEPの2年目。今回のインタビューでは、廣田さん、稲岡さんがこの1年間で遂げた確かな成長と、新たな役割の中でさらに学びを深めている様子がひしひしと伝わってきました。
 特に印象的だったのは、昨年度の経験(NRIデータコンペでの悔しさやグループワークでの試行錯誤)を、後輩の指導やチーム・マネジメントに活かしている点です。DSEPが目指す「プロジェクトを推進できるリーダー人材」に必要な素養が着実に育まれていることを感じ、大変頼もしく思いました。
 学年を超えた協働の中で、教え、教えられながら共に成長していく。このダイナミズムもまた、DSEPの新たな魅力となりそうです。学年を超えて、仲間と共に成長する経験を求める方は、ぜひDSEP-Biz.への志願をご検討下さい!常盤台で皆さんをお待ちしております!

横浜国立大学 経営学部 DSEP運営委員長
鶴見裕之
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